日商簿記2級を取得していれば、社会的に高い評価を受けます。簿記検定をめざす学生、社会人にとっては一つの目安となるのはそのためです。日商簿記2級は、3級の内容がパワーアップしたものです。2級では、これまでの商業簿記の他に、工業簿記という科目が出てきます。商業簿記は商品の販売が目的とする企業のための簿記ですが、工業簿記は製品を製造が目的とする企業のための簿記です。
工業簿記では製品が製造される際にかかった原価を算出する、原価計算の基礎を学びます。標準原価計算や直接原価計算などの実務が身につきます。また3級の商業簿記は個人商店の経営活動に役立つものでしたが、2級の商業簿記は株式会社で役立つものとなります。株式会社における会計処理、支店を設けている企業の会計処理、本店と支店の関連性などの知識が身につきます。
その他、2級の商業簿記の知識があれば貸借対照表、損益計算書といった財務諸表を読みこなせるようになりますから、自社の経営状態を把握できます。試験ですが、商業簿記については財務諸表の作成能力が問われます。2級の試験時間は2時間です。合格基準は70点以上で、配点は商業簿記が60点、工業簿記が40点です。
日商簿記を学ぶための専門学校をいくつかご紹介します。【資格の大原】には、大原方式と呼ばれる独自の方式があります。常に初めて学習する方を対象にした、丁寧な講義の「専任講師体制」、各級で基礎からじっくり学べる独自の「カリキュラム」、専任講師が作成した「大原オリジナル教材」、教室通学とDVD通学の「受講スタイル」、入学前から試験合格後までの強力な「サポートシステム」といった大原方式を展開し、サービスの充実を図っています。
【資格の学校TAC】ではインプットとアウトプットのバランスを考えたカリキュラム、教室講座・DVD講座の受講スタイルにWeb講座(有料)を加えることができ、自宅での復習や弱点克服に役立ちます。また各講座にフォロー制度を設けており、重複受講や、欠席した講義を録音したテープの貸与とダビング、電話での質問などのフォローが受けられます。
【LEC東京リーガルマインド】では合格のための5つのアイテムとして、4STEP方式を採用した「オリジナルカリキュラム」、講師のレベルアップに力を入れた「専任講師陣」、短期合格の情報が詰まった「オリジナル教材」、「フォローアップシステム」、受講生に嬉しい「適正価格」を掲げています。
特にフォローアップシステムには、クラス間乗り入れ制度という、受講生の都合に合わせて、LECの他の校舎で講義えお受けることができるシステムが大変便利です。【クレアール簿記アカデミー】では、テキストと問題集を完全にリンクさせ、単元別に編集してあり、学習し易いように工夫されています。
またライヴクラスと個別DVDクラスの他に「Dプラス通学」という、通学講座に復習用の講義DVDをプラスしたクラスを設け、自宅での復習や、分からない箇所を繰り返し学習できるように配慮されています。その他クレアールでは非常識合格法という独自のスタイルが存在しています。各専門学校で体験入学や説明会を開催しているので、実際によく見て確かめることも大切です。
簿記の学習のポイントについてですが、とにかく問題集を解いていくことがポイントとなります。暗記よりも実務面を重視します。問題を確実に解き、裏付けされた知識をしっかり理解することです。間違えた箇所があればその部分を何度も解きなおします。そうすることで理解を深め、同時に弱点を克服していくことができます。
また電卓の扱いに慣れていなくても、演習問題を重ねることで徐々に早く打てるようになっていきます。復習を面倒がらずにやっていくことも、合格するためには必要なことです。一度学習したことは、その日のうちに復習する癖をつけることです。それまで学習してきた内容について、トータルな復習を定期的に行うことも大切です。
分からないことや疑問点が出てきたときに、分からないままにしないことも簿記の学習をしていく際のポイントになります。つまずいたらなるべくすぐに解決しましょう。また簿記の学習のポイントとしては勉強する時間を毎日つくることです。学生や社会人であれば通勤時間を利用して仕訳を覚えるなど、少しでも勉強の時間に当てるようにします。
通信講座や独学の方は特に、テレビなどの誘惑が付きまとうこともあります。そういった場合には学校の図書室や図書館等、誘惑のない場所を利用して勉強することをお勧めします。その他、各個人で勉強を進めていくと、独自の勉強方法が自然に出来てくると思います。ご自分に合った勉強法で。日商簿記検定を目指して下さい。
独学で日商簿記検定合格を狙おうという場合は、参考書選びが重要となってきます。自分にとって分かりやすく、図解入りで見やすいなど、自分にとって分かりやすいものを選ぶことが大切です。現在、日商簿記検定対策の参考書類は、数多く出版されています。各階級の学習内容が一冊でまとめられているものや、2級・3級の学習内容を一冊にまとめて、1度で2つの級の合格を狙おうというものなどです。問題集だけでもいくつか種類があります。
過去の出題傾向を網羅した過去問題集、試験対策用の問題集、試験における重要な問題をテーマ別にセレクトしたものなど、参考書はもちろん、問題集においても自分に合った内容であるかどうかも重要な選択のポイントとなります。日商簿記2級では商業簿記と工業簿記で参考書が個別になっているケースが多く、1級にでは商業簿記/会計学と工業簿記/原価計算で参考書が個別になっているケースが多く見られます。
また参考書類は様々な出版者から出ています。そのなかには「大原簿記学校」、「TAC」、「DAI-X」など、専門学校から出版されている参考書類もあります。会計系に特化した専門学校の参考書・問題集ですから、使いやすさはかなり期待できると思います。他にも、簿記の演算において電卓を使いこなすためのマニュアルなども出版されています。